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一般道路の案内標識はなぜ青色なのか?色や形でわかる標識の意味

 

前回の記事で高速道路の案内標識が緑色である理由を解説しましたが、

一般道路の案内標識はなぜ青色なのでしょう。


また、道路標識はさまざまな色と形がありますが、

情報を正確に運転者や歩行者に伝えるため、それぞれに適した色や形が選ばれています。


今回のコラムでは、

一般道路の青色標識と道路標識の色と形について以下に紹介しますので、参考にしてみてください。



1.青色の標識はいつからある?


高速道路の普及によって登場した緑色の案内標識に対して、青色の案内標識はいつごろからあるのでしょうか。

青色の道路標識は、標識令の「道路警戒標及び道路方向標に関する件」という政令が大正時代に制定したことで登場しました。


しかし、上記の案内標識は白の地に黒の文字という配色だったことが特徴です。


案内標識に青色が使用されるようになったのは、昭和以降の「道路標識令」が制定されたときです。

ただし、上記の時点では青色と白色の配色でしたが、白色の地に青色の文字が使用されていました。


現在のような青色の地に白色の文字の案内標識が登場したのは、

標識令の第1回改正が行われた1962年(昭和37年)からです。


一方、高速道路の案内標識に緑色が採用されたのは1963年(昭和38年)です。

つまり、方面と方向を表示する一般道の案内標識が現在のものとほぼ同様になった時期は、

高速道路の案内標識が緑色になったのと同時期といえるでしょう。


一般道路の案内標識に使われる色が、黒色から青色に変わったくわしい理由は法律の条文にはないですが、原則的に国連標識のデザインを採用したためといわれます。


案内標識に青色を使うようになったころから、

ローマ字表記が併用されているところからも、国際的な視点を意識していたことがわかります。


また、くっきりと明るい青は、視認性が高いため、情報を伝える色としてよく使われています。

したがって、青色の地に白色の文字は、瞬時に判断できて正しく情報が伝わりやすい効果があるため、一般道路の案内標識に採用されている可能性もあるでしょう。



2.案内標識の色や形


ここからは青色の案内標識だけでなく、他の色や形の標識の紹介をしていきます。

「標識」は交通規制を示す標示版のことで、

「標示」はペイントなどによって路面に示された線や記号などを指します。


標識は大きくわけて「本標識」と「補助標識」の2つです。


本標識は「案内・規制・警戒・指示」の4つ、

補助標識は「規制標示、指示標示」の2つで色や形などが異なります。


上記の標識の色や形には意味があるので、下記にくわしく解説していきます。



< 注意喚起する色と形の標識 >

赤色の標識は「禁止」を意味しています。


何かを禁止している、やってはいけないことを示している場合は、標識に「赤色」が使われています。

赤色の標識は、停止や進入禁止、さまざまな規制を運転者や歩行者に伝える役割があるのです。


黄色の標識は「警戒」を意味しています。


ここから先の道路に対して気をつけなければならない状況がある場合は、

標識に「黄色」が使われています。

黄色の標識は、2車線から1車線になることや道路の傾斜を伝えるなど、

さまざまな目的で使用されます。


赤色の標識に使われているのは、円形、三角形、四角形です。

円形は実際より大きく見え、三角形は形が四角形よりも安定感がないため視界に入りやすく注意をより促す特徴があります。

一方、黄色の標識は、角を上に向けて掲出することで目立つ、ひし形が使われています。



< 情報を伝達するための色と形 >

青色の標識は「指定」や「指示」を意味しています。


道路情報がもっとも伝わりやすい色は青色です。

四角形の青色標識は、道路番号や合流インターチェンジ、

方角などの情報を伝達する際に使われています。



< 緑色は安心して落ち着ける >

緑色の標識は「案内」を意味しています。

緑色の案内標識の形は、四角形が多く使用されています。

高速道路をリラックスして走れるのは、緑色の標識による効果があるとされているのです。。

高速道路の緑色の標識が赤色だったとしたら、

看板が目に入るたびに緊張感が生まれ、運転者は疲れることになるでしょう。


ただし、全国の高速道路の管理を行うNEXCO(ネクスコ)によると、高速道路の標識に緑色を採用している理由は、上記のような効果を期待しているわけではないとのことです。

高速道路の案内標識が緑色な理由は、

実験の結果から夜間でも緑色に見えるから(青色だと夜間は緑色に見える)という意味があります。



< 補助標識の色が意味するもの >

黄色の標示は「禁止」を意味しています。


地面に表示されている線や文字の色が黄色い場合は「規制標示」なので、

守らないと違反になる可能性があります。

たとえば、制限速度などの数字や進路変更を禁止する黄色の実線などが該当します。


白色の標示は「指定」や「指示」を意味しています。


白色で路面に線が引いてある場合には、特定の場所であることが示されています。

横断歩道やセンターライン、交差点手前の停止線などが該当します。



 

[ まとめ ]


今回のコラムでは、


・青色の標識はいつからある?

・案内標識の色や形


上記について紹介しました。


自動車で一般道路や高速道路を走っているとかならず見かける看板には、

色や形によって多くの情報を運転者に伝えています。


青色は道路情報が伝わりやすくする目的、

赤色や黄色は緊張感を持たせる目的、それぞれの色で目的そのものが異なるのです。


このコラムが、みなさんの屋外看板に興味を持つきっかけに役立つことができると幸いです。

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